さあ、いよいよ北総の高運賃を切開する年だ!

北総線値下げ裁判の会
会長  武藤 弘

 北総線値下げ裁判をご支援くださっている皆さん、あけましておめでとうございます。
 今年は、北総線の高運賃問題が法廷という「まな板」の上に乗せられ、徹底的に切開、解剖される年です。2月9日(水)午前10時半から東京地裁第705号法廷で、北総線値下げ裁判の第2回口頭弁論が行われます。
 昨年11月10日開かれた第1回口頭弁論では、被告(国)側は、当初「原告不適格」として裁判そのものの却下を主張しようとしたところ、杉原裁判長から「本案についてもきちんと取り上げ、原告側の立論に対して反論するように」と諭されました。いわば、「原告適格」という形式論議で何とか逃げきろうとした被告側の戦術が最初の段階で挫折し、われわれが望んでいたように、本案(運賃認可、線路利用料契約などの違法性を問う)について、法廷の場で一から本格的に審議される見通しが出てきて、その最初の機会が2月9日だというわけです。
 考えてみれば、北総線の運賃問題では、われわれ沿線住民、鉄道の利用者は、これまで常に「カヤの外」、ステークホルダー(利害関係者)として認められない存在でした。どんな発言、主張をしても、それは「員数外」の声(遠吠え)としてしか扱われない状態がずっと続いてきました。だからこそ、われわれは多くの困難を覚悟しながらも、裁判という方法に訴えたのです。
 裁判長自ら「本案についてきちんと審議する」と宣言したことは、われわれがこの問題で初めて「発言者」として認められたことを意味します。
われわれを常に「カヤの外」に置き、「密室」の協議あるいは取り引きでこの問題を扱ってきた「関係者」たちは、案の定裁判の冒頭で「原告不適格」を主張し、つまりまたしてもわれわれを「カヤの外」に置き続けようとする戦術をとってきたが、まずはその目論見が見事はずれたわけです。
 今後の裁判の動向に大いに期待するとともに、法廷の場で北総線をめぐる数々の不公正、不合理、違法性を明らかにしていく、そのために全力を挙げて、この裁判を支え、大きなうねりをつくりだしていきたいと思います。
 これからも、北総線値下げ裁判に大いなる関心とご支援をお願いいたします。